#2 【実話】3児のママがwebデザインに未経験で挑戦して案件単価30万円まで上げたロードマップ

「未経験からどういう順序で進んでいけばいいか手探り」

「先が見えない」

「本当に稼げるようになるの?」

こんにちは、webデザイナーの祥子です。
今日は、実際に私が3児の子育てをしながら、受注単価を30万円まで上げたロードマップを超具体的にお話しします。

今回は主に、子育てしながら働くワーママさんに向けて書いています。

というのも、私自身、子育てをしながら仕事をすることに非常に苦しんできました。
会社員時代、平日は仕事のストレス、休日は育児のストレス。

会社ではいつも迷惑をかけてしまうので肩身が狭く、
家庭では子どもの些細な言動に怒鳴るという最悪の循環になっていて、毎日が本当に地獄でした。

私の場合ストレスのシワ寄せが子ども達に行ってしまっていたので、このままだと人生詰むと思って脱サラを決意しました。

きっと似たような悔しい経験をしているママさんって多いと思います。

そんな子育てを頑張る同志でもあり、webデザイナーという同じ道を選んだママ達が
迷うことなくキャリアチェンジをしていけるようにと思って
今回の動画を撮っています。

目次

前提

まず前提として、ワーママが他の人と同じやり方で働くと不利しかありません。

私たちの時間問題は切実です。

子育てをしながらとなると、体力的にもメンタル的にも、仕事以外で消耗することがとても多いです。

そんな状況の中、会社員と同じくらいの稼ぎを得ていきたいと思ったら、高単価を狙っていくことが特に重要。

稼働時間が限られているので低単価の薄利多売は、売れば売るほどに生活を苦しめます。

自宅保育の場合は子どものお昼寝がうまくいけば昼間に2時間、夜の寝かしつけ後に2時間の、合計4時間。

保育園や学童に預けられる場合はだいたい6~7時間くらいの稼働になります。

時間が限られている中で、webデザイナーをゆるっと目指すなんてのはおとぎ話です。
本気で集中しないと中途半端でモノにならず、教育投資を回収できないままフェードアウトすることになるので注意してください。

ロードマップ

それではロードマップをお伝えします。それは、次の10ステップ。

ステップ①環境を整える

ここでのポイントは次の5つ。

①目標とする人を探す

「こうなりたい」の具体的イメージってすごく大事です!
探すのはSNS・セミナー・雑誌・リアル、なんでもいいです。
具体的な人物像があると、自分を育てていくイメージがしやすくなります。
ビビッときた人を数人ピックアップしてみましょう。

②時間確保できる準備をする

子どもの睡眠サイクルを整えたり、預け先を探したり。
家族に協力してもらうのもとても良いですし、ベビーシッターを依頼するのもありです。
それぞれのご状況に合わせて、現実的にハードルが低い方法を考えましょう。

子どもがいる状態ではパソコンいじるのって正直難しいですよね。
よくある勧誘広告で子どもを膝に乗せて笑顔でパソコン触っている写真が出てきますけど、あれ、まぼろしですよね(笑)

私は実家が福岡で、住んでいる札幌とは真反対に遠かったので
日頃はスポット的に義実家に助けてもらいました。
夫が長期出張になる時は、いっそのこと福岡の母に住み込みで来てもらうこともありました。

責任感が強いママさんほど、何でも一人でやろうとしてしまって、結果、なんとか一人でもやれてしまうんですよね。
ただ、それって数日はできても長い目で見るとどこかで限界が来ます。

パートナー・実家・義実家・保育園・ベビーシッター、頼れるものがないか今一度検討しましょう。
目標のために何かを切り捨てるなら、「一人で子育てしようというプライド」を最初に捨てちゃいましょう。

③周囲からの理解

パートナーや親のサポートを受けるなら、その方達を大切にしましょうね。
「助けてくれて当たり前」とは思っちゃいけません。
もはや当たり前の話なんですが、実際のところ
仕事や勉強に集中しすぎてしまって、コミュニケーションが足りなくなることってありませんか?

私、懺悔します。ありました。

まだ会社員だった時に、仕事に追われすぎていて
助っ人に来てくれていた母に対しての扱いが雑になってしまっていたんですよね。
そりゃあ〜母からしたら、助けに来てるのに面白くないですよ。
不満を積もらせてしまってブチギレられました。
当たり前のコミュニケーションができていなかったことにそこでやっと気づきました。

私けっこうしくじってます。

だからこそ、過去の私を反面教師として、皆さん周りの人を大切にしましょうね。

④自分の思考癖を把握する

「落ち込みやすい時ってどんな時?」
「やる気がでる時ってどんな時?」
思考癖をしておくと、モチベーション管理がしやすくなります。
人それぞれ違うので、自分の取り扱い説明書は自分にしか作れません。

例えば私の場合。
やる気がでる時は
人に喜んでもらえた時
子ども達を元気よく送り出せた時
ちゃんと朝食を食べた時
しっかり眠れた時
起業仲間と話せた時

落ち込みやす時は
ミスをした時
予定がパンパンすぎる時
洗濯物が溜まっている時
子どもが熱を出した時

などなど、いろんな要因はありますが、書き出していくとある程度のパターンがあることが見えてきます。
人間なので気持ちの浮き沈みはあって当たり前。
どうしても気分が上がらない落ち込みフェーズは来るものです。
そんな時に、思考癖を知っていると

「そう言う時もあるよね。でもまた浮上するから大丈夫」

と沈んだ自分を受け入れやすくなります。

⑤ワクワクする計画も立てる

生活費を稼ぐためだけだと、ちょっと虚しくなってきます。
やりたいことを計画するのも、エネルギーが沸くためには重要。

この5つのポイントをぜひ大事にしてください。

環境を整えずに猪突猛進してしまうのは危険。
ワーママは物理的な稼働時間が少ないことに加えて、不可抗力で思うようにできないことが多々あります。
また、ママがストレスを感じてしまうことによる悪影響は、他の人以上に大きいです。
だからこそ、自分が置かれている環境を整えることは、これから新しいキャリアを築いていく上で一番先にしておくべきです。

ステップ②計画を立てる

計画を立てるときのポイントは次の4つ。

①期限を決める
いつまでに独立したいのか
いつまでに会社を辞めたいのか

ゴールを決めないと、計画は立てられません。

②いくら稼ぎたいのかを決める

具体的な金額を設定しましょう。

そうは言っても、ここって結構掴みにくいですよね。

足元が見えない金額を目指すのか、現実すぎる金額だと夢がないのか。

私の場合は、3段階目標にしていました。

月々の生活に必要な最低限の金額
現実的な達成目標
目標の120%

※ちょっと内容浅い?

③自分の現在地を知る

最初からうまくできるわけありません。
うまくできてからじゃないと動き出せない人もたまにいらっしゃいますが、
最初から完璧にできるわけないです。
上を目指す気持ちはめちゃくちゃ素晴らしいので上昇志向は大事にして欲しいです。
でもその気持ちは時に足枷となり、一歩に時間がかかりすぎることになります。

制作や発信をとりあえずやってみれば自分に足りないものが見えてきます。

目標を立てるためには、そもそも自分の現在地を知って、受け入れておくことが大切です。

④自分の設計図を作る

目標にしている人をイメージしながら、
近づくために必要なことを書き出してみましょう。

マインドマップで作ると整理しやすいのでおすすめです。

最近では、大谷翔平選手の目標設定の仕方で話題になった曼荼羅チャートをやってみるのもいいですね!

最初は具体的には書けないかもしれませんが、理想と現在の自分との差がわかり、やることが可視化できます。

ステップ③基礎スキルを集中的に学習する

実際どれくらいの学習時間がかかるのかをこの後詳しくお話しします。
やる時はドカっとやりましょう!
集中的にやらないとすぐに忘れてしまいます。
学習が途切れて忘れてしまったら、また学び直さないと理解できないので先に進めず、いつまで経っても学習が終わりません。

最初の学習では、スキルアップよりも、どんなことができるのか全体像を把握することが大事。

「こんな使い方なんだ〜」程度で最初はOK。
全部は覚えられないので、実際の実務でもその都度やり方を検索しながら徐々に身につけていきましょう。

まず、まとまった時間で学習すべきスキルは
Photoshop、WordPress、HTML、css。

かかる時間の目安

「じゃあ実際、学習時間ってどれくらい必要なのか」計画を立てる上で重要ですよね。

人ぞれぞれの経験値が違えば得意なことも違うので一概には言えませんが、ざっくりこれくらいという目標値を見ていきます。

ご家庭の状況やお子さんの年齢によって、使える時間は全然違うので、仮に1日2時間、時間が使える場合でお話ししていきます。

また、それぞれのスクールによって学習ボリュームは全く違います。今回は、誰でも講座を単発購入できるUdemyの場合で見ていきます。

例えばPhotoshopのこちらの講座

総時間: 5時間30分とあります。
実際には一時停止したり、手を動かしたりするので
この3倍程度の時間はかかると思っていた方がいいです。

3倍で計算すると、16時間30分。

1日2時間使えるとしたら9日必要。

そして、WordPress。こちらは総時間6時間23分。

同じく3倍の時間がかかるとしたら、約19時間。
1日2時間だとしたら10日間。

HTML・cssは総時間: 18時間9分。

同様に3倍したら、約54時間。1日2時間で割って27日。

あくまで大体の目安時間です。
もちろん1回やっただけだと一瞬で忘れてしまうので
必要な箇所は繰り返し学習が必要ですが、一通りすることで「何ができるのか」「どの程度大変なのか」がわかります。
この感覚が大切です。

時間をかけようと思ったらいくらでも必要ですが、それだと一向に進みません。
PhotoshopとWordPressさえ学習したら、もうwebサイト制作はできます。
もちろんどのスキルを先に学習するかはご自身の目指すものによって選んでくださいね。
特に具体的に決まっていないのでしたら、Photoshop→WordPress→HTML・cssの順番がおすすめです。

なぜなら、理由は3つ。

①時間的ハードルが低い
②完成が目で見てわかりやすく達成感を得やすい
③挑戦しやすい案件が多い

こういった理由から、この順番だと挫折しにくく、なおかつ早めに営業開始できます。

1つのスキルを学習したら、もう活動開始する方向で動きましょう。

起業はスピード感が大事です。
習得したスキルはできるだけ早く実践していきましょう。

活動してみて、「受注できたら実務をする。何も受注できなかったらまだ手をつけられていないスキルの学習をする」のように、受注ベースで柔軟に動き方を変えていきましょう。
実務の方が責任感が伴うので、より学習欲求も高まります。

④営業に行く準備をする

最低限準備しておくものは次の3つ。

  • 名刺
  • SNS
  • ポートフォリオ
  • 印象の良い身なり

ポートフォリオとは、クリエイターが自身の制作物をまとめて見せられるように用意しているもののこと。

ポートフォリオ用の無料ツールもいっぱい出ていますし、InstagramやGoogleドライブをポートフォリオ代わりにしている方もいらっしゃいます。
webデザイナーであれば、せっかくなら自分のサービスサイトをWordPressで作って
そこに制作物を載せていくのをお勧めします。
WordPressの練習にもなりますし、まだサイト制作の案件を受けたことがなくても、一つ見本サイトにできるので一石二鳥。

ゆくゆくはそこにお客様の声やQ&Aなども載せてサイトを育てていきましょう。

PhotoshopとWordPressの学習と並行して自分の名刺とサービスサイトを作ります。
最初から素晴らしいものを作る必要はありません。
随時ブラッシュしていけばOK。
サービスサイトの制作に時間がかかってしまうようなら、まずは名刺とSNSだけでも動き出しましょう。

ちなみにSNSを準備していく目的は、出会った人と継続的にコミュケーションしていく手段にするためです。

出会う人の中には、名刺を持っていない方もいらっしゃるので、SNSを交換しておきましょう。

立派な投稿は作らなくてもいいので、コミュニケーションツールという役割です。

インスタグラム・FaceBook・X。この3つを、とりあえずアカウントだけは作ってください。

印象の良い身なりについては営業の基本です。
間違ってはいけないのは、自分好みのオシャレを追求するのではなく、
TPOに合わせることと清潔感が大事。

バリバリの営業職の場合だとビシッとスーツを着るのが基本ですが、
フリーランスの場合だと、ちょっと変わってきます。

交流会などでは、正直即受注は稀なので、距離を縮めることを目的にした方がいいです。
仲良くなって今後ニーズが出てきた時に第一想起してもらえるようにしましょう。
なので、「スーツビシッと」だと誠実さは出ますが
ちょっと心の距離ができてしまうんですよね。
そして、スーツは戦闘モードにも見えてしまうので「何か売りつけられそう感」が出てしまうと心を閉ざされてしまうというデメリットも実はあります。

もちろんTPOによってはスーツの方が適していることもあるので
お会いする人達・場所によって使い分けましょう。
服装は匙加減が大切です。

実際のところ、最初の頃にモニター制作をさせていただく時の受注ポイントは
スキル以上にデザイナーの人柄や雰囲気、熱意に共感してくれて受注することが多いです。

ステップ⑤リサーチ

ステップ5、リサーチ。
相場とニーズを調査しましょう。

①相場調査

制作会社のHPや、クラウドソーシング系のサイトを見て
大体の相場感がどれくらいなのかをまず知っておきましょう。

お客さんの中には価格相場を知らない方も多いので、教えてあげられるとより信頼感が出ますね。

次の3つの相場感を知っておくとこの先動きやすくなります。

①制作会社
②フリーランス
③駆け出しフリーランス

実際に見てみると制作会社は価格を表に出していないところが多いことに気づくと思います。
個別面談をしてから見積書を出すのが昔から割と主流のようですね。

それに対して最近よく見かけるサブスク型の場合ははっきりと値段を提示しているところも多いです。

一方でクラウドソーシング系は、金額が明確です。

こちらの方が金額を知りやすいんですが、ここは低価格であることを前提として見るようにしましょう。

相場と言っても、非常に幅広く工数やデザインの複雑さ、機能の数などによって大きく異なります。

フリーランスとなると、さらに大きな開きがあり、10万円以下で制作をしている人もいれば、100万円以上でないと受けないという方まで本当にさまざまな方がいらっしゃいます。

相場を探すのは私もすごく苦労しましたし、時間がかかりました。
意外とweb上に価格やその内容が出ていないので、
webサイトを依頼した経験がある方達に直接話を聞いたり、SNSで探したデザイナーさんのサイトを見に行ったりと、地道にリアルな情報を拾いに行っていました。

相場は、内容次第で本当に一概には言えないんですが、
制作会社の場合だと「30万円だと割とシンプルなサイト」「50万〜70万あれば一般的なコーポレートサイトならしっかりしたものを作れる。」というような話はけっこう聞きました。
それぞれの会社がどこに強みがあるかで変わってくるので、なんとなくの価格相場をふわっと知っておいた上で
「一概には言えない」ということを知っておきましょう。

その上で、実際に自分が提供したお客さん層を考えながら、どんな内容をサービスに盛り込んでいくのかを考えて、いくらくらいにしようか考えていきましょう。

②ニーズ調査

自分が立てた仮説通りになるわけではありません。
お客様のお悩みは、千差万別です。

起業家交流会などで出会った方達にリサーチ協力をお願いして、話をリアルに聞くのがお勧めです。

いきなり何でもかんでも質問してしまうと失礼になるので、最初に質問する許可を取っておきましょうね。

例えばこんな感じ。

「今webデザインを勉強していて、将来起業家さんのお役に立ちたいと思っています。
どんなお悩みを持っているか、リサーチに協力していただけないですか?」
もちろん言いたくないことは言わなくて全然大丈夫です。」

というように、許可をいただいてから質問させてもらいましょう。
お忙しい中時間を作っていただけることに、感謝をしっかり伝えてくださいね。
お悩みを知ってこそ、デザインで課題を解決する提案ができるようになります。
リアルなお悩み情報をストックできると、この先の営業活動がとっても楽になります。

ニーズ調査でヒアリングする時の質問内容のポイントはこちら
①今どんな悩みがあるか
②これまでwebデザイナーに発注したことがあるか
③発注せずに自分で作ってみてどうだったか
④なぜ発注しなかったのか
⑤発注したことがある場合は、その時に満足した点と不満が残った点
⑥満足と不満のそれぞれの理由
⑦1年以内に仕事で達成したいこと
⑧1年以内にプライベートで達成したいこと

などを聞けると、今後とてもためになるお話が聞けるので質問する時の参考にしてみてください。

リサーチができたら、いよいよモニター制作を募集していきましょう!

⑥モニター協力者を探しに行く

闇雲に行動する前に、まず探客しましょう。ポイントは2つ。

①狙いを定める

ワーママはとにかく時間との戦いです。
・何のモニター制作を募集するのか
・どんな人たちに告知していくのか
・どこで告知するか

できるだけ受注の可能性が高そうな場所に出かけた方が、効率よくモニターさんに出会えます。

ちなみに私は、ママ起業家交流会などで出会った人の中から、お互いモニター募集をしている人のサービスを受けて、お礼として名刺作成などをしていました。

②まずは自分と近い属性にアプローチする

最初はスキルの実践でも緊張しますし、何よりクライアントワークでドキドキするものです。
ワーママが働く上での息苦しさの一つが、子どもの発熱による仕事の後ろ倒しです。

初戦からそうなってしまっては、心が折れてしまいそうですよね。

でもこればっかりは自分の力ではどうにもならない、運みたいなところがあるので
誠心誠意、次の3点は予めちゃんとお伝えしておきましょう。

①デザイン勉強中であること
②子どもの体調不良によっては打ち合わせをリスケしてもらう可能性があること
③納期の変更をお願いする可能性があること

これをご了承いただける方にモニター制作をお受けする方が、長い目で見て成長していくためには安全。

なので、お互いに子どもがいて納期の相談も理解してもらいやすいママ事業主同士がお勧めです。

例えば私の場合は、動き始めた時は下の子が0歳だったので、ほとんど子連れで参加していました。
自宅で料理教室を開いているママ友がいて、レッスンにお邪魔した時は、参加者のほとんどが起業家だったこともありました。そこでママ起業家交流会の情報を教えてもらい、交流会に参加。
というように、まずは手が届きやすい無理のない行動範囲の中から人脈を広げていきました。

ワーママはどうしても時間が限られています。
また、不可抗力で身動きが取れなくなることも日常茶飯事。
無理なく継続できるところから、地道に実績を増やしていきましょう。

もちろん、実績が詰めてきたらもう対象を絞る必要はありません。

私は最初はほとんどがママ起業家さんでしたが、
今ではママもいれば、男性の方、独身の方、最年長で70歳のクライアントさんと言うように
今では幅広くやらせていただいています。

⑦実践・ブラッシュアップ

実践に勝るものはありません。
構成や配色などの参考になるものをたくさん調べて、自分の中にデザイン例をストック。
見る目を養い、引き出しを増やします。

せっかく実践できたなら、次の5点を振り返って意識的に把握しましょう。

①自分ができるようになったこと・まだできないこと

②どれくらいの制作時間がかかるか

③次同じようなものを作るならどれくらいの時間でできそうか

④どの程度のスキルが必要か

⑤そのスキル習得にどれくらいのお金と時間がかかったか

冷静に客観的に振り返りをすることで、今後の動きの参考にできます。
成長を実感し、たっぷりと喜びましょう!
人と比べる必要はありません。

実際にやってみると、まだまだ学びが必要なことも見えてきます。
その部分をまた学習して一歩一歩、着実にブラッシュアップしていきましょう。

そうは言っても、この歩みが遅く感じてしまってもどかしいですよね。
私もすごくわかります。

ただ、ダッシュしたからと言って、すぐに理想まで辿り着けるわけありません。
リアルな現場で体感した気づきや、実践することでブラッシュアップした一歩が
未来の自分を築き上げる経験値にちゃんとなっています。

私も通ってきたので間違いありません。

ステップ⑧フィードバックをもらう

同業の仲間や先生などからのフィードバックと、お客様からのフィードバックがもらえるといいですね。

自分一人の視野には限りがあります。
大前提として、添削をしてもらうスタンスとしては
「ダメ出し」として受け取るのではなく、「伸び代」として受け取りましょう。
中には、添削されることに苦手意識がある方も結構多いのではないかなと思います。

実際私も、添削は苦手でした。
私の場合はちょっとトラウマがあったんです。
学生時代、就活の面接対策講座でコテンパンに言われてしまって。
それだけならまだしも、私が学生時代に熱を入れて取り組んだ活動だったり人格までを否定されたことがあったんです。
それ以降、添削というものがしばらく大嫌いでした。

なので、営業職時代も商談ロープレはできるだけしたくないと思っていたんです。
でも、会社ではすごく良い先輩方に恵まれたおかげで
「フィードバックは、否定ではなく今現在の課題を把握すること・改善点を明確にすること、つまり伸び代を見える化すること」だっていうことを教えてもらいました。

なので、過去の私と同じように添削やフィードバックに苦手意識を感じている方は
ぜひこの考え方をインストールして、前向きになってください。
私がトラウマになった原因は、添削してもらう人を間違えてしまったことかもしれません。
もしくは、当時は添削されることに慣れていなかったから「否定された」と勝手に自分で思い込んで自滅しただけかもしれません(笑)

次に、お客様からのフィードバックに関して。こちらは次の3点をもらいましょう。

①営業活動に使うためのお客様の声

②正直なご意見

③他にあったら嬉しいサービス

広報用のご感想とは別に、正直な話もこの際聞いておきましょう。

Googleフォームで集計すると、データとして蓄積されて行くのでおすすめです。
アンケートを作る時には次の一言を書いておくと、書く側も書きやすくなります。


『今後もっと良いサービスを提供できるようになりたいので、』と述べて、正直なご感想をいただきたい目的をはっきりさせます。
『よかった点と「こういうのがあるともっとよかったよ」というアドバイスを正直に教えてください。』
「悪かった点」や「改善点」という言葉で書いてしまうと、書く側も気を遣ってしまうのでプラスの言い方で記しておきましょう。

参考までに、実際に私がアンケートをお願いする時に使っているフォームを概要欄に貼っておくので
気になる方はぜひ参考にしてください。

(https://forms.gle/ZVdCz7eMqAboA4SY9)

⑨サービス内容をブラッシュアップ

自分のサービスサイトを更新していきます。
制作物・お客様の声を掲載していき、徐々に自分のサイトのコンテンツを増やしていきましょう!

ここでステップ⑦で振り返ったことが役に立ってきます。
例えば1つのサイト制作であれば、
どの程度の時間がかかるかがわかったはずです。
なので「時間に見合う金額に少し価格をあげよう」だったり、

できなかったところを学習してスキルアップしたのなら
「次はもっと良いデザイン提案ができそうだから少し上げてみよう」など、価格を上げる自分なりの理由ができます。

これを繰り返してモニター価格を徐々に上げていきましょう。

もし上げすぎて売れなかったら「あ、この価格じゃまだ売れないんだ」と割り切って、様子を見ながら柔軟にしれ〜っと変更していきましょう。

焦らずに一歩一歩。まず最初は売り上げよりも制作実績とお客様の声を集めることが最優先です。

ステップ⑩ ⑤〜⑨を繰り返す

後は⑤のリサーチから⑨のサービス内容ブラッシュアップを繰り返します。
ただひたすら制作しまくるだけではなく、ちゃんと成長を実感しながら一つ一つのモニター制作を振り返って着実に経験値としていきましょう。

特に自分のサービスサイトのブラッシュアップは後回しにしがちですが、
将来のお客様に見てもらう大事なサイトです。
「この日は自分のサイトと向き合う」と決めて、更新を忘れずにしていきましょう。

そして、モニター制作とはいえ、お客様に満足してもらうことが超大切。

リアルな口コミはじわじわと、自分の知らないところで宣伝してもらえます。

実際に私も、モニター制作を開始してから1年後には、大変ありがたいことに半分以上が紹介やリピートでご依頼いただけています。

結局のところ、目の前のお客様に今できる最善を尽くすことが最良の方法です。
近道はありません。すぐには辿り着けないけど、この10ステップを踏んでいくと少しでも大きな歩幅で前進していけます。

ワーママは数をこなすのが難しい分、1回の歩幅を大きくしていく工夫が大切です。

私の例

これは実際に私の話なんですが、

最初、初めて自分の力でいただけた1000円札を受け取る時に全身の血液が煮えたぎったような興奮を感じました。
これまで会社の商品を何百万と売ってきたのに、まさか1000円札を受け取るのにこんなに興奮するとは思いませんでした。
それくらいに、例え安い金額であったとしても非常に価値のあるお金です。

こうした喜びを感じつつも、次第に実践を繰り返していくと、ある時現実の壁が現れました。
制作時間を時給換算したらとてつもなく低いことに気づいたんです。確か、時給50円くらい。

まずそもそも、その計算をできるようになったことが大きな一歩です!
例え安くても、お金をいただかないと、その計算ってできませんよね。

前提として、時給の低さは最初はどうでもいいので、自分の力でお金をいただけたことを褒めてください。
そしてお金を出していただいた方に、全力で感謝を伝えてください!

そして、こんなことを言うと裏表があると思われるかもしれませんが
これが回を重ねていくとある時、「あ、これだけか」と残念に感じるタイミングが訪れます。
おめでとうございます。
そう、お金をいただくことの捉え方が変わったタイミングです。
ここからは様子を見ながら金額を上げていきましょう。
「意外と売れる」かもしれないし、「上げたら売れなくなる」かもしれません。
ニーズがあると思っていても、トライしてみないとわかりません。

最初から完璧な料金設定・パッケージを組まずに、リサーチしながら進んでいきましょう。

参考までに、私がモニター価格を上げていった例をお伝えします。

まず
名刺制作、1件目無料、2件目1万円、3件目1万5000円
チラシ、1件目1000円、2件目5000円、3件目3万円
webサイト制作、1件目1万円
2件目1万5000円
3件目2万円
4件目5万円
5件目8万5000円
6件目7件目をほぼ同時受注で15万円
8件目を30万円
9件目45万円

6件目から一気に単価を上げたのにも理由があって、
5件目で制作したサイトがリニューアル案件で、これが非常に効果がありました。
お客様のサイトからのお申し込みが1日で7件、通常の21倍あったんです!サイト制作がお客様の売り上げアップに確実につながったことがわかり、私の仕事の価値が明確になりました。

やっぱり目の前のお客様に全力を尽くすことが結局は一番の近道だと実感した出来事でもあります。

そして、8件目で目標にしていた単価30万円を達成できたので、モニター価格だけでなくサービス内容と正規価格もブラッシュアップ。

エンディング

このようにロードマップをお伝えしましたが、実際には8件目の単価30万円で受注できるようになるまで約1年かかっています。
途中心が折れそうになる時もありました。
あなたも誰かと励まし合いながら進んでいきたいなら、概要欄のリンクをタップ。
私の公式LINEとお友達になってください。
公式LINEでは、有益なWordPressの記事を配信しています。
また、オンライン作業会や個別相談も無料で開催しています。
webデザイナーとして次のキャリアを築いていきたいという方は私と一緒に頑張っていきましょう!

今日も最後までご覧いただきありがとうございました!またね〜!

ボツネタ

先ほど頼り先の話をしましたが、

旦那さん・親のサポート受けるなら。
旦那さんのサポート受けるのも、旦那さんのことを大切にしないといけない。

私がデザインの方に集中しちゃって、コミュニケーションが足りなくなる。

旦那さんも支えたくなくなっちゃう。

特に旦那さんが要になってくる。
しっかり話し合った方がいい。

共働きで家計の戦力になるのは重要。
「いつになったら稼げるの?」

「いつまでに稼ぐから」が言えたら旦那さんも安心。

旦那さんの仕事遅い、とかある。
「今こういう状態で」ってのを冷静に伝える。ワンオペの厳しさ。
家族との時間を大事にしたいっていう話をお互いにする。

結果的に時間を確保できる。

ここで営業色を出してしまうと、せっかく生の情報をもらえるところを心でガードされてしまうととってももったいないので
受注したい気持ちは引っ込めて、リサーチに集中しましょうね。リサーチ中にポロッと受注できたらラッキー程度の気持ちでいましょう。

このように、私はwebサイト制作の経験値を上げることに重点を置いて動いてきました。
なぜなら、最初にお話ししたようにワーママが疲弊せずに働いていくためには高単価を狙っていく必要があることを意識していたからです。

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